エホバの証人
[昼一旦帰宅したら、「エホバの証人」(「ものみの塔冊子協会」の会員)が訪問してきた。黙って、一通り話を聞いた。「聖書の言葉を伝える奉仕活動で廻っています」とか言っていたが、それは、彼らの所属団体に対する奉仕活動であって、私に対する奉仕活動ではないと思う。
それはともかく、昔に比べたら、布教活動が少しマイルドになっているように思える。以前はもう少し、不安や畏怖をあおるような調子が多かった。
小学生のとき、彼らは「ハルマゲドンは近づいていますか」というタイトルの小冊子を持ってきて、こんなことを言った。曰く、「ハルマゲドンが近づい ています。救われるのは15万人程度(?)です。残りはみんな滅亡すると聖書に書いてあります。あなたも救われたくないですか。私たちはその方法を知って います」、と。
そこで、こう言い返した。 「残りの何十億人もの人を残して、自分だけ救われたいとは思いません。救われない人たちのために、ぼくは一緒に残って滅亡してもかまいません。聖書に本当 にそんなことが書いてあるのですか。なんで救われない、かわいそうな人たちを残して、自分だけ助かろうとするんですか。」
すると、彼ら(2人組)は困惑して、「では、よく考えておきます」と言って帰っていった。
2週間後、今度は5人組に増えて、彼らは再びやってきた。まさか本当に来るとは思っていなかったので、うれしかった。しかし、その様子を偶々見ていた父が、ものすごい剣幕で怒って彼らを追い返してしまった。答えを聞きたかったのに、本当に残念だった。
ちょうど此の頃、大好きだった祖父が亡くなったのだが、仏式の葬儀のとき「死んだ人にとって、念仏とか焼香は無意味だと思う」と言ったら、父にこっぴどく殴られた。 とにかく、この頃の父は短気だったし、信仰は保守的だった。